友達ってのは

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「友達ってのは、人間に対する最高の尊称だと、おれは思うぜ。」

この言葉は「CIPHER (成田美名子著)」に出てくる台詞なんですが、
本当に素晴らしい言葉です。

この言葉は重いです。そして、私の中に染み込んでいるのです。
そのため「友達」という言葉を軽はずみに使えなくなりました。

そういう事で、私には本当の意味での友達はいませんでした。
いえ、今でも身近な人に友達はいません。
悲しい事ですが、私には友達を作る才能というものがないのでしょう。
人付き合いが苦手というのもありますが、
なにより一人で居るのが好きなんです。気楽ですし。
それに、趣味の会うような人間はいなかったしね。

学生の頃は友達と呼んでいた人もいました。
確かに気がねなく話せたと思うし、自分も楽しかった。
でも、卒業と同時にバラバラになってしまってからは、
ほとんど会わなくなりました。
という事は本当の友達じゃなかった、という事ですよね。

どんな事しても別れたくないって人、一生付き合って行ける人、
そういう人が本当の友達じゃないかな。と思うんです。

私も上辺だけのつきあいというなら、いくらでもできます。
それは、本当の自分を隠すというんじゃなく、
本当の自分を出せないって事なのです。

インターネットを初めて、沢山の人と知り合いました。
それも、本当の自分を出しても、受け入れてくれる人達。
何気なく始めたHPですが、今ではかけがえのない財産になっています。


誰でもそうでしょうが、人に嫌われたくないと思う。
でも、それは不可能なんですよね。
当然、自分を嫌いな人も沢山いるはずですもの。
正直な話、私も嫌いな人がいるんですから。

結局、人をどうこう言う前に自分を高めないといけないのだ。
友達という最高の尊称に恥じない、そんな人間になりたい。