ミューズ

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 ある王国のあるお城。悪い魔女に眠りの呪いをかけられたお姫様が居ました。
 その呪いを解くため、婚約者であるアーサー王子が悪い魔女を見つけだす旅に出発し た。その旅にお供したのは、青毛の牝馬ミューズだけでした。

 長い旅路の末、王子はついに魔女の居所を突き止め、王女の呪いを解くよう命じまし た。しかし魔女は、突然笑い出すと言いました。
「ふえっふぇふぇ、馬鹿だねぇそんなことも分からないのかい。簡単なことだよ。王女 を目覚めさせるのは王子様のキスと決まっているじゃないか。」
「本当だな、もし嘘であったなら、その首無いものと思え。」
 王子は魔女に突きつけた剣を引きながら言いました。そして、王子が振り返り、外に 出ようとしたその時。
「ひーっひっひ。そうはうまくいかないよ。」
 魔女は高笑いをあげながら、邪悪な呪文を王子に投げかけました。
「ぐわっ。」
 はじかれたように王子は、その場に倒れ伏しました。そして、薄れゆく意識の中で、 魔女の声が王子の頭に響きました。
「安心おし、呪いの解き方は本当だよ。ふえっふえっふえっ・・・・。」

「王子様、起きて下さい。アーサー王子。」
 王子は自分を呼ぶ声に意識を取り戻しました。
「ううっくそっ、魔女め。」
 王子が目を開けると、そこには主人を心配そうに覗き込んでいるミューズが見えまし た。
「ああ、ミューズか。大丈夫だ。今、声をかけてくれた人はどこだ?」
 王子は、はっきりとしない頭を振って、辺りを見回しました。しかし、周りにはミュ ーズが立っている以外人の居る気配はありませんでした。
「ああ良かった、王子様。大丈夫ですか?どこか痛みませんか?」
 また女性の声がしました。そして王子は、語りかけている人、いえ、馬を見ました。
「ミュ、ミューズ。おまえなのか?なぜおまえが人間の言葉を…。」
「いえ、私は人間の言葉なんて…。王子様が…その…馬に…。」
 王子は一瞬その言葉の意味することが分かりませんでした。そして、ゆっくりと振り 向き、自分の体を見ました。そこには紛れもなく馬の体がついていました。
 そうです、王子は魔女によって白馬に変えられてしまったのです。

「これからどうしますか?」
 ミューズは、体についた馬具を外してくれている王子に尋ねました。
「とりあえず城へ戻る。魔女の言ったことが本当かどうかが分ないが、試してみる価値 はある。自分のことはその後だ。」
 そう言うと王子はきびすを返し、城へ向かって駆け出しました。あわててミューズも その後を追いかけました。


 城への旅の途中、ミューズが突然立ち止まりました。王子は数歩先で止まり、振り返 りました。
「ミューズ、どうした。何かあったのか?」
 王子は心配して、ミューズに近づこうとしました。
「あ、待って下さい。近づかないで…。」
「どうしたんだ、私が何かしたのか?」
「いいえ、そんな。そんなことはありません。ああ、お願いします。それ以上近づかな いで。」
 なおも近づいてくる王子に、ミューズは言いました。
「じゃあ、どうしたというんだ?言ってみてご覧、私に出来ることなら、なんでもする よ。」
 その言葉に、ミューズはふらふらっと王子に近づきました。そして、王子の耳元で囁 きました。
「あの、私…私…こんなこと。王子様が本当の馬じゃないのは分かってるんです。でも、 でも…私…あの…好きなんです。王子様が。もう我慢できないんです。」
 王子はミューズの突然の告白に驚き、また心臓が高鳴るのを感じました。
「え…。と、突然どうしたって言うんだいミューズ。君は馬だ、そして私は人間…。確 かに今は馬なんだけれども…。」
 そう言いながら、王子の頭はぼうっとしてきて、股間が熱くなるのを感じました。
「あぁ、どうしたっていうんだろう。ミューズ、一体何が起こっているんだ。」
「実は私…。発情期に入ってしまったんです。それで、こんな…いけないこと…。」
 王子は『発情』と言う言葉を聞いて、ペニスがみるみる膨らんでいくのが分かりまし た。王子はもう我慢できなくなって、いななきました。馬の本能に動かされている事に なんの違和感も感じることはありませんでした。
 ミューズは王子のいななきを聞くと、はじかれたように向きを変え、その見事なお尻 を王子に向けました。
 尻尾は高々と上げられ、ヴァギナがあらわになりました。ミューズのヴァギナのひだ はひくひく動いて、その割れ目からは愛液がしたたり落ち、ピンク色の膣を見せるので した。
 王子はそこに鼻を近づけ、えもいわれぬ匂いを肺一杯に吸い込みました。すると王子 の頭からは理性はなくなり、自分を待っている婚約者のことさえも消えてしまいました。  王子は馬の大きな唇と舌で、ミューズのヴァギナを愛撫し始めました。
「あっ、ああ。そんな、王子様ぁ。ああっ。」
 ミューズの体からは力が抜け、前足を落として腰を突き出しました。そして、王子の 愛撫に答えるように腰を振りました。王子はミューズの割れ目のひだを優しく噛み、唇 を擦りつけ、大きな舌で舐め回しました。ミューズの動きはだんだんと激しくなって、 愛液が割れ目から溢れ出しました。王子はその割れ目にその大きな舌を一気に差し込み ました。
「ああ、そんな。ああああっ、王子様。あっいいっ、ああ。ああーっ。」
 ミューズは歓喜のいななきを上げ、絶頂に達しました。それと同時に、ミューズは王 子の顔めがけて放尿しました。王子はその黄金色の水をかぶり、その香りにうっとりし ました。そして、その流れ出るものを喉を鳴らし、ゴクゴク飲み干しました。
「あぁ、おいしい。こんなにおいしいものは飲んだことがないよ。ああ、ミューズ、ミ ューズ。」
 王子のペニスは、もうはち切れんばかりにそそり起ちました。
「はぁ…王子様。私、私もう…お願い…。」
「ミューズ、いいかい。いいのかい、いくよ。」
 王子はミューズの上にのしかかり、ミューズのヴァギナにペニスを押し当て、その長 大なものをゆっくり、ゆっくりと沈めていきました。
 王子は人間のセックスでは決して得られない快感を味わっていました。馬の長いペニ スは暖かく包みこまれ、ミューズが喘ぐ度に全体を締めつけました。
「ああ、ミューズ。気持ちいい、気持ちいいよ。こんなの初めてだ。」
「王子様、私も、私も…いいっ。」
 そう言うと、王子は腰を動かし始めました。すると、ミューズは喘ぎ声を上げ、王子 の動きに合わせて腰を突きだしました。
 普通、馬の交尾は短時間で終わるものですが、王子が人間であったためか魔女の呪い か、未だに射精せずに続いていました。そのため、ミューズも他の馬では感じることの 出来ない快感を得ていました。
 二頭の馬は、もう何も考えることが出来なくなって、快感の喘ぎ声を上げ、一心に腰 を動かし、登りつめていきました。
「あ、ああ。いくよ、ミューズ。君の中に俺のものを…ああっ。」
「はぁ。あっあっ、いいわ、いいわ。王子様、私の奥に奥にぃ…。」
 王子はその言葉に応えるように、ミューズのヴァギナの奥に勢いよく、たっぷりの精 液を注ぎ込みました。ミューズもその精液を子宮の奥に受けて、激しい絶頂に達しまし た。

 王子は、ベトベトになったペニスをミューズのヴァギナから引き抜きました。そして、 グッタリとしているミューズの首筋を優しく舐めました。
「大丈夫かい、ミューズ。」
 ミューズはゆっくりと首を持ち上げ、王子を見ました。
「あ、はい。大丈夫です。私、こんなに感じたこと、無かったですから…。」
 ミューズはそう言うと立ち上がりました。その割れ目からは、王子の精液が滴り落ち ていたのでした。

 続く…